2018年7月31日火曜日

佐渡を訪ねて(8) 妙宣寺② 五重塔

 妙宣寺の五重塔は新潟県内に唯一現存する五重塔で国の重要文化財に指定されています。日光東照宮の五重塔を模して相川の長坂茂三衛門と金蔵の親子二代によって文政8年(1825年)に建立されたそうです。四天柱と心柱を貫でつなぐなどの工夫により、これまでの地震や強風にも倒れず悠々と建っているということです。よく見ると初層は隅木下の持送りの龍頭の彫刻で二層は雲の彫刻になっていたり、軒は五層だけ扇垂木になっているなど見どころいっぱいの塔です。佐渡の大工の力でこれまで素晴らしい塔を建てることができたということから、佐渡の大工の技術力の高さに驚きました。
妙宣寺五重塔(国の重要文化財)


度重なるにも倒れなかった

初層の隅木下の持送りの龍頭の彫刻が素晴らしい

二層めは雲の彫刻

2018年7月30日月曜日

7月30日の広島城・縮景園

7月30日台風12号は去り広島は青空が広がりました。猛烈な暑さがまた帰ってきましたが広島城堀端を通って縮景園に行きました。広島城端ではキョウチクトウが咲いていました。堀にはカルガモが浮かんでいました。縮景園の門をくぐったところではハスの花が咲いていました。濯纓池の島の木陰ではコサギが休んでいました。
広島城堀端のキョウチクトウと広島城天守閣

カルガモ

縮景園のハスの花

濯纓池の島の木陰で休むコサギ
 

2018年7月29日日曜日

佐渡を訪ねて(7)妙宣寺①仁王門

 次に向かったのは妙宣寺です。妙宣寺は日蓮の弟子の阿仏房日得が1221年に開基したと伝えられる日蓮宗のお寺です。現在地には1589年に移転しています。石段を上ると茅葺の仁王門が見えてきました。この仁王門は1677に建てられたようです。仁王門では阿吽の仁王像が迎えてくれました。

石段を上り妙宣寺に向かう

仁王門では仁王像が迎えてくれる(阿形)

仁王像(吽形)

茅葺の仁王門裏

2018年7月28日土曜日

平成最後の皆既月食を見た

 7月28日の朝4時ごろ目が覚めたので、皆既月食があることを思い出して、外に出てみました。もう半分以上欠けていました。しばらくすると欠けた部分が赤銅色に見えて来ました。皆既月食になる前に山に隠れてしまいました。コンデジで手持ちで撮ったので鮮明ではありませんが、平成最後の皆既月食直前の月を見ることができました。
月食が進む


欠けた部分が赤銅色になった

2018年7月27日金曜日

佐渡を訪ねて(6)トキの森公園

 次の目的地はトキの森公園です。また両津港の方に帰ります。公園入口に着くとトキの郵便ポストが迎えてくれました。トキの森公園では「トキ資料展示館」と「トキふれあいプラザ」があります。最後の野生のトキ「キン」のはく製などの展示を見て、ゲージで飼われているトキを見ました。暑さのためか、日陰でじっとしているトキもいます。多目的飼育ケージではクロトキなども見ることができました。公園内にきれいなユリが咲いていました。
トキの森公園入口

入口前に立つトキの郵便ポスト

ゲージの中で飼われているトキ

暑さでトキも日陰で休んでいる

クロトキ等も飼われている

公園内ではユリがきれいに咲いていた

2018年7月26日木曜日

佐渡を訪ねて(5)大野亀・二ツ亀

 7月20日 加茂湖に朝がやってきました。朝日が湖面に映ってきれいです。二日目の観光の始まりです。観光バスは両津湾を北上し内海府沿いを走って大野亀に向かいます。途中岩の上に松が一本生えていたり、「喜びも悲しみも幾歳月」という映画の舞台となった佐渡の最北端の弾埼灯台を車窓から見たりしながら走るうちに大野亀に着きました。大野亀と呼ばれる岬のように突き出している岩山は貫入岩体で玄武岩の一枚岩で出来ているそうです。今回は花期は終わっていましたが初夏にはカンゾウの花が咲き乱れるそうです。「亀」は元は「神」でこの大きな岩そのものがご神体で木の鳥居が建っていました。今は穏やかですが冬には大波が打ち寄せるという海岸線は波で削られた岸壁です。東を見ると二ツ亀と呼ばれる二つの島がかすんで見えました。この島も貫入岩体だそうです。ここは有名な海水浴場となっているようです。
加茂湖の朝

穏やかな内海府沿いの道を北に向かう

大野亀に到着

大野亀は貫入岩体の一枚岩

木の鳥居が建つ(初夏にはカンゾウの花が咲き乱れる)

切り立った海岸線

二ツ亀がかすんで見える(海水浴場としても有名)

2018年7月25日水曜日

佐渡を訪ねて(4)加茂湖

 両津港の近くの加茂湖畔のホテルで宿泊をします。加茂湖は新潟県最大の湖です。かつては淡水湖でしたが、明治期に開削し汽水湖となったようです。湖面はカキ養殖のいかだが浮かぶ広島湾でも見慣れた風景が広がっています。牡蠣いかだには、水鳥がたくさん止まっています。岸に目をやると白い大きな鳥がいます。どうも白鳥のようです。白鳥は冬鳥だと思っていたのですが加茂湖には一年中いる白鳥もいるのでしょうか。夕食時佐渡おけさなどの踊りを見せていただきました。
加茂湖(新潟県最大の湖)


汽水湖で牡蠣の養殖が盛ん


白鳥!?

佐渡おけさ

2018年7月24日火曜日

佐渡を訪ねて(3)幸丸展示館から加茂湖畔へ

 小木港前には海運資料館と幸丸(さいわいまる)展示館がありました。幸丸展示館前には、御影石(花崗岩)が置いてあります。これは案内板によると明治初年に五稜郭の台場築造用に瀬戸内海から搬送中小木港外で遭難し沈んでいた石を小木町が払い下げを受け、小木港の荷上場をつくる外壁に利用されていたものを、港湾整備のため不要になったためこの場所に野外展示されているようです。瀬戸内海の石は江戸時代中頃から西回り回船が関西からの帰り荷に船を安定させるため船底に瀬戸内海の重い石を積んで持ち帰ったようです。その御影石は神社の鳥居や基礎石、船つなぎ石などに利用されていて、関西方面と佐渡との流通の歴史がうかがえる歴史的資料となっています。意外なところで瀬戸内海の石と出合えてうれしくなりました。展示館には木造の和船が展示してありました。この船は昭和15年に建造され昭和36年まで現役で運航していた和船と洋風帆船の長所を取り入れた木造船で寺泊港と小木港を結び小木港から竹、木炭、薪、干物、海藻類を寺泊港から清涼飲料水など日常雑貨やセメント瓦を運んでいたようです。これからかも加茂湖畔に建つホテルに向かいます。途中弁天岩(ゴジラ岩)や倉谷の大わらじを車窓から見ることができました。大わらじは司馬遼太郎の街道をゆく10「羽州街道、佐渡のみち」で集落の入り口に掛けておくと悪いものが怖がって入ってこないための道切りと紹介されていたので、ぜひ見たかったのですが、走っているバスの窓から一瞬見えたので慌ててシャッターを切りました。なんとか写っていました。


幸丸(さいわいまる)展示館

幸丸展示館前庭にはたくさんの御影石が置いて(展示して)ある

幸丸前部(昭和36年まで使用されていた木造の和船)

幸丸船尾(小木から竹、木炭、薪を寺泊から日常雑貨を運んでいた)


弁天岩(ゴジラ岩)

倉谷の大わらじ(道切り)

2018年7月23日月曜日

佐渡を訪ねて(2)たらい舟体験

 小木港に着くと早速港の近くで「たらい舟体験」をしました。桟橋からたらい舟に乗り込み海に漕ぎだします。漕ぎ手の女性の巧みな櫂さばきでたらい舟は気持ちよく進みます。途中で代わって漕いでみると、全く前に進みません。なかなか難しいものです。立ち上がるとひっくり返るのではないかと心配していましたが、乗ってみると意外と安定していました。小木海岸では実際にたらい舟を使ってワカメ・アワビ・サザエなどの漁をしているそうです。私たちの団体の体験が終わったら、何艘かの舟をつないで岸に帰っていました。浜辺ではたらい舟が底を上にして干してありました。底は平らです。
桟橋からたらい舟に乗り込む

漕ぎ手の上手な櫂さばきでたらい舟は気持ちよく進む

舟を漕ぐ体験もさせていただくが、なかなか前に進まない

たらい舟を結んで岸に帰る

使わないたらい舟は平らな底を上にして干してある

2018年7月22日日曜日

佐渡を訪ねて(1)佐渡へ

  猛暑が続く中ですが7月19日~21日の2泊3日で佐渡に行ってきました。広島駅から山陽新幹線で新大阪駅へ。新大阪駅から特急サンダーバードに乗り換え金沢駅へ。金沢駅から北陸新幹線に乗り換え富山駅へ。富山駅から観光バスに乗り換え直江津港へ。直江津港から高速フェリーあかねで佐渡の小木港へという行程です。なんと8時間50分かかりました。フェリーに「朱鷺と暮らす郷」というキャッチフレーズと朱鷺を描いた米を運ぶトラックと一緒に乗り込みました。今回の旅はトキに会うのも目的の一つです。
北陸新幹線で金沢から富山へ

富山駅(駅前の花が印象的)

直江津港から高速フェリーあかねで佐渡小木港へ

佐渡は朱鷺と暮らす郷

佐渡小木港に上陸

2018年7月18日水曜日

真夏の縮景園(2)

 縮景園の濯纓池を超然居から眺めていると都会の中に居ることを忘れさせてくれます。水面には周りの緑が映り込んで美しいです。簗の上ではアオサギが羽を乾かしています。池の角には小舟が浮かんでいます。これは観光用ではなく、島の松を剪定するときなどに使われます。丹楓林には爽やかな風が吹き抜けています。
濯纓池

水面に周りの緑が映り込み美しい

アオサギが羽を乾かしている

小舟が浮かんでいる(島の松の剪定などに使用される)

丹楓林には爽やかな風が吹き抜ける