歴史さんぽ
2013年5月1日水曜日
広島の橋(1)京橋
広島は太田川の河口の三角州に出来た街です。七つの川(現在は6つの川・・・西から太田川放水路、天満川、本川、元安川、京橋川、猿猴川)が流れており、それぞれ橋でつながっています。中でも京橋川に架かる京橋は1591年毛利輝元が広島城に入城した年に架けられました。広島城下から京に行く時最初に渡る橋ということで京橋と名づけられました。現在の橋は昭和2年に架けられた市内最古の鋼橋です。幹線道路に架かる橋として、長年大きな役割を果たしてきましたが、現在は脇道となり、地域の人々の生活道路としての役割を果たしています。なかなか趣のある橋ですが、出来たときは親柱や中柱の頂部には金属製の飾りが乗せられており、もっと豪華だったようです。ぜひ復元してほしいものです。
京橋川に架かる京橋(昭和2年6月竣成)
交通量は少ないが地域の人々の大切な生活道路となっている。
この親柱の頂部には元は金属製の飾りが乗せられていたが、太平洋戦争の時、金属類回収令により取り外されたという。
京橋は被爆にも耐え、多くの被爆者の命を救った。
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