歴史さんぽ
2013年5月14日火曜日
世羅町を訪ねて(1) 康徳寺
世羅町を訪ねました。世羅町はかつて高野山の荘園であったり、大森銀山の銀が運ばれた「銀の道」が通っていた陰陽を結ぶ地であるなど、歴史ある町です。まず康徳寺古墳を訪ねました。康徳寺古墳は広島県第2の容積のある石室を持つ古墳です。次に訪ねた康徳寺では世羅町指定重要文化財の木造釈迦如来像や、銅造誕生釈迦仏立像、木造薬師如来坐像を拝観し、雪舟が作ったといわれる庭を見ました。ふとまわりを見ると、二宮金次郎像がありました。不思議に思って、寺の人に聞いてみると、地域の方の寄贈されたものだということです。印象的だったのは石垣です。達磨が埋め込まれていたり、出船入船の形が組み込まれていたりしていて、石工さんの高い技術と遊び心を感じました。紫陽花でも有名な寺らしいので次には紫陽花が咲く時季に訪ねてみたいと思いました。
雪舟が作ったといわれる庭
こんなところに二宮金次郎!?お寺の人に聞くと地域の人から譲られたものらしい。
石垣の中に達磨がはめ込まれている。顔はコンクリートらしい。
出船入船の石垣 よく見ると帆を張った船の形に石が組まれている。
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