広島市安佐南区祇園界隈を歩いてみました。西原にある冬木神社は正保元年(1644年)に建てられた神社です。隣にある尾喰寺・楊柳観音は弘安6年(1283年)、武田信隆が安芸国に赴任する時、甲斐国(山梨県)に残したはずの観音像が、馬の尾に喰いついているのを見つけ、武田山麓に堂を造ってこれを安置したということです。この不思議な言い伝えは今の私たちに何を伝えようとしているのでしょうか。聖武天皇の勅彫で行基の点眼と伝えられるこの観音菩薩像はその後戦乱や洪水で位置を転々としましたが、大正4年(1915年)に現在の六角の堂が建てられ安置されました。安産の観音様として親しまれているようです。
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冬木神社と尾喰寺・楊柳観音 |
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尾喰寺はめずらしい六角形のお堂(大正4年建立) |
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