歴史さんぽ
2016年7月7日木曜日
京都を訪ねて(12)圓光寺③ 出会い
圓光寺の裏の高台に上がると墓地になっています。高台からは京都市内がよく見えました。もっとも高いところに徳川家康の墓があります。家康の墓は全国にどれくらいあるのでしょうか。下の墓地にはサイド・オマールのイスラム教式の墓がありました。戦時中マレーシアから広島高等師範学校に留学していたサイド・オマールは1945年8月6日の原子爆弾により被爆、負傷しながらも広島市民の救助活動を行い、帰国するため東京に向か途中、京都で発病し京大付属病院で治療を受けるも亡くなったそうです。ここにヒロシマと関わりのある方が眠っておられることを初めて知りました。その奥に村山たか女の墓がありました。NHKの大河ドラマの第一作「花の生涯」というがありましたが、そのヒロインの女性です。子どもの頃テレビでみた若き日の淡島千景が演じていたのが村山たかだったのですね。ここで出会ったのも縁でしょう。原作の舟橋聖一の「花の生涯」をぜひ読みたいと思いました。
圓光寺の裏の高台から京都市内を望む
徳川家康の墓
サイド・オマールの墓(広島で被爆し京都に来て亡くなった)
村山たか女の墓(「花の生涯」のヒロイン)
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