歴史さんぽ
2016年12月18日日曜日
広島県安芸郡府中町多家神社を訪ねて② 社殿・狛犬
多家神社社殿は、明治6年広島城三の丸にあった稲荷社殿を移築したものでしたが大正4年の火災で神輿倉だけを残して焼失してしまい、その後大正7年起工、同11年竣工したのが現在の社殿です。焼け残った神輿倉は宝蔵として広島県重要文化財に指定されています。今回檜皮葺屋根の葺き替え工事をしたものです。宝蔵の校倉は四角材を用いている非常に珍しいものです。広島城内にあった唯一の現存建物として貴重です。拝殿横の軒下に頭部が壊れた文政8年に奉納された狛犬がありました。境内には蹲踞スタイルの姿勢の良い狛犬がありました。
多家神社拝殿(大正7年起工、大正11年竣工)
多家神社本殿
拝殿軒下の狛犬(頭部が壊れている)文政8年奉納
境内の狛犬
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