歴史さんぽ
2017年8月1日火曜日
東広島市 龍王山に登る(2) 花が迫古墳群② 新立1号古墳
日だまりの庭から更に登っていくと案内板がありました。すぐ近くに古墳が見えます。土が流されて石舞台のように横穴式石室の石組が姿を現しています。花が迫古墳群の中でもこの古墳は新立1号古墳というようです。天井石が外され玄室の中がよく見えます。この天井石には変わった模様が見られます。石の中に角ばった石が入っているようです。これは捕獲岩をもつ花崗岩でマグマが割れ目に沿って貫入するときに、周りの岩石を取り込むことで出来た岩のようです。気を付けてみると、この辺りに似たような岩が所々見られます。龍王山ができるとき、このような地学的な運動があったのでしょう。古墳時代の人はこのような模様のある岩を選んで古墳の天井石に使ったのでしょうか。
憩いの森公園案内図
木立の間から古墳が見える
新立1号古墳(1400年~1300年前の横穴式石室を持つ古墳)
四角い石を積み上げ大きな天井石で上を覆った玄室
天井石に使われた石は捕獲岩をもつ花崗岩
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