2018年7月14日土曜日

猿猴橋あたりを歩く

 広島駅南口の猿猴川に架かる猿猴橋に行ってみました。平成28年に大正15年当時の橋に復元された猿猴橋の親柱も風景になじんできました。復元前の親柱が橋の北詰に建っていました。これは昭和18年に金属回収令で金属製の装飾物が取り外された後に取り付けられ、復元まで親柱だったものです。被爆の証人でもあります。原爆で落ちなかった橋を渡って多くの被災者が避難をしたり、救護活動に使われたりしました。まさに命をつなぐ橋でした。その近くには頼山陽の「郷に到る」という詩の詩碑がありました。広島が産んだ江戸時代の大学者頼山陽も、この橋の袂まで着いた時「あー故郷に帰った家で待つお母さんに早く会いたい。」と逸る思いを持ったのでしょう。今の私たちも旅行から広島駅に降り立った時、ほっとしますね。丁度干潮だったので干潟に下りてみました。ここにもチゴガニがバンザイを繰り返していました。
猿猴橋親柱(平成28年復元)

復元される前の親柱

頼山陽の「郷に到る」の詩碑

猿猴橋の下の干潟

ここでもチゴガニがバンザイを繰り返していた

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