大沙川も天井川です。堤の上に、幹の周囲4,5m、樹高25m、樹齢750年と言われる弘法杉が聳えています。弘法大師がここを通りかかったとき、この場所で昼食を摂り、その時使った杉箸を刺したところ、生長しこのような大杉になったという言い伝えがあります。かつては2本並んで立っていたそうですが、現在は1本でした。杉に触ってエネルギーをもらい、明治10年着工、明治17年完成の隧道を潜ります。この近くに三雲城跡があり、説明板がありました。1488年佐々木六角氏の家臣三雲典膳によって築かれ、1570年尾田信長の京都侵攻の時、信長の家臣佐久間信盛によって滅ぼされた城のようです。途中昼食をはさんで、しばらく歩くと横田の渡しに着きました。増水期の3月~9月には渡船、渇水期には土橋を築いて旅人を渡していた場所です。泉には東海道筋でも最大規模を誇る常夜燈が建っていました。高さは7mもあるそうです。
大沙隧道弘法杉
三雲城跡案内板
常夜燈
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