2024年11月27日水曜日

東海道五十三次日永から豊明まで歩く(9)

 石取会館を出て少し歩くと、青銅製の大鳥居があります。これは春日神社の鳥居で、寛文7年(1667)に金259両を出して作られたもので、鋳物師の町である桑名の伝統的産業である鋳物産業のシンボル的存在です。この大鳥居の隣にはしるべ石があります。行方不明の人を探すための伝言板で、明治18年に建立されたものです。桑名城の石垣が残されています。江戸時代の大火、明治維新、太平洋戦争での戦災、1959年の伊勢湾台風の被害などで、このほかの面影はほとんど残っていないそうです。ついに桑名側の七里の渡しに着きました。櫓が建っています。これは水門統合管理所ですが、案内板によれば、この地に建っていた桑名城の蟠龍櫓に出来るだけ近づけるように推定復元されたものだそうです。ここから多くの旅人は船で宮側の七里の渡しに向かったようです。現在は渡し船は無いので、私達はバスで宮側の渡しに向かいます。
              春日神社の青銅の大鳥居
 
しるべ石
桑名城城壁
      
                桑名側の七里の渡しに着く
         
                
              水門統合管理所(蟠龍櫓)

  

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