歴史さんぽ: 東海道五十三次金谷宿から岡部宿・宇津ノ谷まで歩く（14）宇津ノ谷集落

　峠を下りて宇津ノ谷集落に着きました。豊臣秀吉が小田原攻めの際、馬の草鞋を取り替える為に立ち寄った茶屋の主が縁起が悪い「４」の数字を避け草鞋を３本分だけ渡し、勝利を祈願した。その結果勝利した為秀吉は主人の忠誠をほめて羽織を与えたという御羽織屋がありました。十団子を玄関に吊るした家があります。十団子は、旅人を襲う鬼を退治した伝説にちなみ、小さな団子を数珠状に糸でまとめたものです。魔除けや旅の安全を願うお守りとして人気があります。宇津ノ谷集落は、岡部宿と丸子宿の間の宿で、静岡市の都市景観条例で「美しいまちづくり推進地区」に指定されており、街道の面影が残っています。今回の東海道歩きは、集落を抜けた所で終わりました。