宝蔵寺には県重要文化財の宝篋印塔があります。説明板によると、この宝篋印塔には「延文4年南呂下旬」(1359年8月下旬)の銘があり、「沙弥並量」を願主として建立された供養塔だそうです。延文4年は山内氏がこの地を治めていた時期で、延文は北朝年号であり山内氏は北朝年号を使用していることなどから、この塔は山内氏に関係があるものと思われるようです。宝篋印塔は寺の裏庭にありました。笠の隅飾突起が直立に近い古い形式です。基礎の格狭間の淵のところに何やら文字が書いてありましたが、劣化が激しく読み取れませんでした。
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宝蔵寺宝篋印塔① |
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宝蔵寺宝篋印塔②(笠の隅飾突起が直立に近い) |
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宝蔵寺宝篋印塔③(何やら文字が書いてある) |
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