2019年7月26日金曜日

八条原城跡を訪ねて(3)浅野公宿泊の家

 志和神社の近くで出会った人に聞くと、近くに地域の歴史に詳しい方が居られるということなので、訪ねてみることにしました。教えて頂いた家の近くに行くと冠木門のような門が建っており、中は庭園になっているようです。その方は在宅でしたが、あいにく先約があるということで、立派な著書を頂いた上に次回改めて案内していただくことになりました。またすぐ近くにある浅野長訓や長勲が工事の視察の折に宿泊した家を教えていただきました。この家は浅野公専用の御成門と正門の二つの門があり、土塀には見張りのための角格子が二カ所設けられています。この格子窓の内側から見張り番が不審者を見張っていたようです。角格子の上下には鏝絵が施されています。中国新聞社編、第一法規発行の「広島城四百年」という本によると浅野長訓や長勲は5回も工事の視察に訪れているようで、よほど危機感を覚え、この築城を重視していたことが伺えます。

畑の中に突然冠木門?

浅野長訓や長勲が宿泊した家

土塀には角格子(北西側)

南西側の角格子

角格子の上下には鏝絵が施されている


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