2013年4月8日月曜日

ジャパンブルー・ 藍のつぎはぎ展記念上映会

 広島城で開催されていた「ジャパンブルー・藍のつぎはぎ展」を記念して、「武州藍」「からむしと麻」という映画の上映会とシンポジュウムが4月6日広島市まちづくり市民交流プラザで行われました。映画は民族文化映像研究所が製作、藍作りの様子、藍染めの様子を克明に記録したもので、一枚の麻布、木綿の染物を作るにも大変な手間と工夫が必要なことが分かり、興味深く観ることができました。このように作られた布は大変貴重なものなので、昔の人は決して無駄にせず、破れればつぎを当てて使いました。そのように、つぎあてを重ねた着物や布地は「襤褸」と呼ばれ、現在、染色美術や現代美術、さらにはリサイクルの観点から国内外で脚光をあびているのだそうです。衣服につぎをあてて着ることはなくなり、まだ着ることができるものでも捨てている現在の使い捨て生活を見直さなければならないと感じました。
麻糸や木綿糸を繰る糸車
つぎがあてられ大切に使われた襤褸着物

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