2024年9月20日金曜日

東海道53次土山宿から亀山宿まで歩く(6)関宿②

 関宿の町屋には色々な特徴があります。出格子窓は明治時代以降に取り付けられたようです。平入の二階建が一般的ですが、二階前面を土壁で覆い虫籠窓になっています。初めて見たのは風雨から店先を守るために庇の下に取り付けられた幕板です。瓦屋根のついた看板があります。文字は京都側が漢字、江戸側がひらがなになっています。
                   出格子窓
                  虫籠窓
幕板
庵看板(江戸側はひらがな)
庵看板(京都側は漢字)
                    
 

2024年9月19日木曜日

東海道53次土山宿から亀山宿まで歩く(5)関宿①

 2日目は坂下宿から亀山宿まで歩きました。途中の関宿は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、江戸から明治に建てられた200軒あまりの古い町屋が今も残っています。関宿に入って先ず目に付いたのは漆喰細工です。鶴、亀、虎、鯉の滝登り、龍等縁起の良い細工が施されていました。
関宿の古い町屋が残る町並み
漆喰の細工(鶴)
漆喰の細工(亀)
漆喰の細工(虎)

漆喰の細工(鯉の滝登り)
漆喰の細工(龍)


                
 

2024年9月18日水曜日

東海道53次土山宿から亀山宿まで歩く(4) 鈴鹿峠を越える

 いよいよ鈴鹿峠を越えます。西から行くと道は緩やかに登っていますが舗装もされています。峠には万人講常夜燈が建っています。この常夜燈は約270年前に四国の金毘羅神社から移されたとされる物で、高さ4m、重さ38tもあるそうです。そこを過ぎると道は森の中に入っていきます。八町二十七曲がりと言われる曲がりくねった急な下り坂を下ります。未舗装で、所々石畳になっています。滑らないように気を付けて歩きます。昔は追いはぎが出没し、旅人を悩ましたという記録がありますが、今はヒルが出るというので、素肌を出さないよう気を付けて歩いたのですが、靴の上から足首をかまれていて、血が止まらず困りました。昔もヒルはいたと思いますが、蚊やヒルにかまれるのは日常的なことなので、敢えて記録されなかったのかもしれません。途中片山神社がありましたが、社殿は焼失してしまったそうです。坂下宿に着きました。大竹屋などの本陣跡はありますが、今では草原や空き地になっています。
                 鈴鹿峠西側  

                 万人講常夜灯
            鬱蒼とした森林の間の未舗装の道を歩く
              曲がりくねった急な下り坂が続く
片山神社
坂下宿大竹屋本陣跡
                  

       

2024年9月17日火曜日

東海道53次土山宿~亀山宿まで歩く(3)田村神社

 旧東海道田村神社の一の鳥居を潜って参道を進みます。そしてニの鳥居前で東に曲がります。鳥居前にはユニークな顔の狛犬が居ました。毛もカールしています。
             旧東海道は田村神社の参道を通る
 
二の鳥居前で道は東に曲がる
狛犬(吽形)
           
                 狛犬(阿形)

2024年9月16日月曜日

東海道53次土山宿から亀山宿まで歩く(2)土山宿②

 土山一里塚は跡形もありません。ただ民家の前に石碑が建っています。少し宿場町であった名残りの町家が残っています。東の芭蕉、西の鬼貫と言われた俳人上村鬼貫の句碑が建っていました。句にある櫛は土山はお六櫛と言って櫛がお土産品として人気だったようです。宿場を過ぎると旧東海道の脇には茶畑が広がっています。土山はお茶の名産地です。
土山一里塚跡
昔の町家が残っている
             
                上島鬼貫の句碑
   
                土山は茶の名産地

 

2024年9月15日日曜日

東海道53次土山宿から亀山宿まで歩く(1)土山宿①

 東海道53次をウォークツアーに参加しました。今回は土山宿から亀山宿まで歩きます。第1日目は前回終わった土山宿の東海道伝馬館からスタートします。土山宿の町並みを歩きます。早速森鴎外の祖父が旅の途中で病に倒れ亡くなったという井筒屋跡がありました。
             東海道53次マップ(土山宿~坂下宿)
 
                東海道伝馬館
                土山宿の町並み
        
               森白仙終焉の地(井筒屋跡)

2024年9月13日金曜日

9月中旬の荒谷林道(2)

 庭のヤブランが咲いています。荒谷林道の散歩に行く途中の民家の庭ではシュウメイギクが咲いています。荒谷林道ではオンブバッタが子つくりに励んでいます。おんぶしているのは子どもではなく大人のオスです。
                  ヤブラン
シュウメイギク
オンブバッタ
                

2024年9月12日木曜日

「写真展 山陽本線の軌跡~山陽鉄道と国鉄の時代~」を観る

広島県立文書館で開催中の「写真展 山陽本線の軌跡~山陽鉄道と国鉄の時代~」に行きました。蒸気機関車を始め懐かしい列車等の写真が展示されており楽しめました。
                                             写真展のパンフレット
                  写真展入口
                蒸気機関車の時代
                  写真展の様子
           

2024年9月11日水曜日

9月中旬の荒谷林道(1)

 9月も中旬に入ったというのに真夏日が続きます。今日も夕方荒谷林道を歩きます。ネムノキが実を付けています。フウセンカズラの実も膨らんでいます。ゲンノショウコの花が咲いています。枯れた松の枝でメジロが仲良くしています。
                ネムノキの実
               フウセンカズラの実
 
               ゲンノショウコの花
                   仲良しのメジロ
          

2024年9月10日火曜日

古い教科書を読む

 実家の蔵を整理していたら江戸時代から昭和初期の古い教科書が出て来たので、家に持ち帰りました。暑いので外出せず、涼しい部屋で読んでみました。先祖がどのような教育を受けて来たかが実感でき面白かったです。折角なので全てに目を通して、この後どうするか考えます。
              蔵から出て来た古い教科書
 
                江戸時代の道徳の本

2024年9月9日月曜日

9月上旬の荒谷林道(5)

 9月に入っても暑い日が続きます。いつものように夕方荒谷林道の散歩をしました。気になっていたサネカズラの雌花が咲いていました。ツルリンドウの花も咲きました。この秋初見です。ヤマノイモのムカゴやノブドウの実も実っています。
               サネカズラの雌花
               ツルリンドウの花①
                ツルリンドウの花②
                 ヤマノイモのムカゴ
                 ノブドウ
 

2024年9月8日日曜日

9月初旬の荒谷林道(4)

 今日も夕方荒谷林道を散歩しました。オトコエシの白い花が咲いています。オトコエシはつぼみが白米に似ているのでオトコメシが変化した名前だという説があります。因みにオミナエシは黄色い粒のような花が粟に似ていることからオミナメシが変化したという事です。今の時代の考え方から見ると如何なものかという事ですが、かつてはこのような考えの時代もあったという事でしょうか。ノブドウの実が色づいて来ました。サネカズラの雄花が今日も咲いていました。雌花も見たいと思います。コマツナギの花はかなり長い期間咲いています。

2024年9月7日土曜日

リンゴ箱の用途

 実家の納屋を片付けていたら、古い本を詰めたリンゴ箱が出て来ました。リンゴの輸送は今では段ボールなどが多くなっていますが、かつてはこのリンゴ箱が主流でした。この箱は本棚や机など、いろいろな所で転用されていました。
              青森から来たリンゴ箱
              古い本が詰められていた