2018年8月31日金曜日

玉峰山登山(1)

 8月19日 島根県の玉峰山に登りました。国道314号を通って島根県奥出雲町に行きます。途中奥出雲おろちループを通ります。赤い橋脚の橋が深い谷に架かっています。玉峰山森林公園キャンプ場の登山口からいよいよ登山開始です。目指す玉峰山は標高820m。出雲国風土記にも書かれている山です。しばらく登ると雄滝に着きました。深く刻まれた岩の間を水が流れ落ちています。なかなか幻想的な滝です。古代の人もこの滝に神威を感じたのでしょう。
奥出雲おろちループ

おろちループ橋を下から見上げる

登山開始

雄滝

2018年8月30日木曜日

滋賀・京都を訪ねて(14)西本願寺④

 御影堂から向かって左横に行くと、飛雲閣がありますが、修復工事中で見ることが出来ません。残念。書院の門は一般の人は入ることはできません。その横に「明治天皇行幸」の碑が建っています。書院の大玄関は本瓦葺入母屋造です。波の間玄関は入母屋造りの妻入りに唐破風が載せてられています。唐破風の後方の切妻の鳳凰の彫刻が見事です。唐門は残念ながら修復工事中でした。飛雲閣の修復工事の素屋根を見ながら飛雲閣や唐門の修復工事が終わったらまたお参りしじっくり見たいと思いました。


書院前の門(脇に明治天皇行幸所の石碑がある)

書院の大玄関(本瓦葺き入母屋造)

波の間玄関

波の間玄関の切妻の鳳凰
唐門は修復工事中

修復工事中の飛雲閣の素屋根

2018年8月29日水曜日

滋賀・京都を訪ねて(13)西本願寺③邪鬼・沓石

 御影堂を出て下を見ると天水受の四隅を邪鬼が支えています。何百年もじっと我慢して支えていると思うと不憫になります。私たちの生活も見えないたくさんの人々の我慢の支えによって成り立っているのでしょう。御影堂の縁側の束柱の下は沓石が支えています。石?どう見ても木のようですが。近くの説明板によると、これは石を木で覆ったものだということです。
御影堂の天水受

天水受の四隅を邪鬼が支えている

じっと我慢

沓石?

2018年8月28日火曜日

滋賀・京都を訪ねて(12)西本願寺②

 御影堂の前に大きな木があります。イチョウです。普通高くそびえるイチョウですが、このイチョウは横に枝を広げています。そこで逆さイチョウといわれています。この木は天明8年(1788年)の大火の時一気に水を噴きだし火をくい止め両堂を守ったといわれています。御影堂の廊下からも見てみましたが、秋には葉が黄色く染まったイチョウを見ることができるでしょう。阿弥陀様にお参りしようと阿弥陀堂に上がったところ、お坊さんがお話をされていました。阿弥陀様が前かがみに立っておられるわけなどとても分かりやすく話してくださり感動しました。また縁側に出て埋木の話をしてくださいました。痛んだ個所を単に補修するだけでなく富士山や鷹、茄子などいろいろな形の埋木がしてあります。遠方からお参りに来た信徒にゆっくり過ごしてもらいたいという配慮だそうです。大工さんの遊び心とそれを受け入れるお寺の信徒への気遣いがうれしいです。そういえば宮島の千畳閣にも同じような埋木が見られます。同じ発想なのでしょう。
逆さイチョウ(水を噴いて両堂を守った)

御影堂から逆さイチョウを見る

御影堂(寛永13(1636)年再建 国宝)


阿弥陀堂(宝暦10(1760)年再建 国宝)

埋木(富士山)

埋木(鷹)

埋木(茄子)

2018年8月27日月曜日

滋賀・京都を訪ねて(11) 西本願寺①

 東本願寺を後にして今度は西本願寺に向かいます。地図を見るとすぐ近くのようだったのですが、歩くとかなりの距離がありました。総門の前にレンガ造りの本願寺伝道院がありました。1895年に建てられた建物で国の重要文化財に指定されています。この時代にすでに西洋建築を取り入れた日本独自の建物が日本人の手で設計建築されるようになっていたとは驚きです。総門を潜り、堀川(空堀)を渡り重厚な御影堂門を潜り境内に入ります。この門は江戸時代前期の建築のようです。目の前に目隠し塀があります。
本願寺伝道院(1895(明治28)年 建築)

総門

堀川(空堀)を渡る(阿弥陀堂門が見える)

御影堂門(四脚門、入母屋造、本瓦葺)

御影堂門を潜って境内に(目隠塀が目の前にある)

2018年8月26日日曜日

滋賀・京都を訪ねて(10)東本願寺

 今回初めて東本願寺にお参りしました。バスを降りると大きな御影堂門が目の前です。門を潜ると御影堂が正面にあります。靴を脱いで御影堂や阿弥陀堂内に入りお参りしました。御影堂には親鸞聖人の御真影が安置されています。阿弥陀堂には阿弥陀如来が安置されています。手を合わせ、欄間の見事な彫刻や大きな柱など荘厳な部屋に座っていると、まるで自分が小さくなって仏壇の中にいるようです。境内には御影堂建立と合わせて慶長9年に鋳造された梵鐘が置かれていました。檜皮葺の阿弥陀堂門から出て、西本願寺に向かいました。

御影堂門(木造二重門 瓦葺 1911年建立)

門を潜ると正面に御影堂の大きな建物が


御影堂(木造平屋建 瓦葺 1895年建立)

阿弥陀堂(木造平屋建 瓦葺 1895年建立)

慶長梵鐘(慶長9年(1604年)鋳造)

阿弥陀堂門(木造四脚門 檜皮葺)

2018年8月25日土曜日

滋賀・京都を訪ねて(9)錦天満宮

 錦天満宮にお参りします。この天満宮は小さいのですが創建は11世紀の初頭と古く、この地には豊臣秀吉の都市計画によって移されたようです。社殿前にはたくさんの提灯懸けられています。ブロンズの狛犬が迎えてくれました。頭はモヒカン刈りのようです。牛も悪いところをなでると良くなるということで、頭がなでられピカピカになっています。
錦天満宮(たくさんの提灯が懸けられている)

ブロンズの狛犬(阿形)

吽形(モヒカン刈りのよう)

頭をなでられてピカピカになった牛

2018年8月24日金曜日

滋賀・京都を訪ねて(8)錦市場②

 流石京都です。漬物の種類が豊富です。明太子専門店では「ぷにぞうくん」が出迎えています。京風たこ焼き「カリカリ博士」のたこ焼きは中がとろとろで外はカリッとが特徴のようです。なるほど。雀の串もあります。雀の絵までつけて売っています。チョット・・・。錦市場はかなり長く続いていますが(約400m)、飽きません。歩いていると錦天満宮に突き当たりました。参道は狭い路地なので、何と鳥居の笠木や貫が両側の建物に突き刺さっています。
漬物店

ぷにぞうくん

京風たこ焼き「カリカリ博士」

雀の串

錦天満宮の参道
 
鳥居の笠木や貫が建物に突き刺さっている!

2018年8月23日木曜日

滋賀・京都を訪ねて(7)錦市場①

 錦市場に行ってみました。歴史は平安時代以前に遡るそうですが、約400年前から本格的な魚市場があったようです。アーケードのある狭い路の両側には魚屋や乾物店、漬物店、いろいろな食材の形をした箸置きを売る陶器店、てんぷら屋さんなどいろいろな店が並び、試食したり、食べ歩きをしたりする人でごった返していました。特に外国人の姿が目立ちました。食べ歩きしやすいように焼いた魚介類を串に刺して売っている魚屋でタコタマゴが気になったので早速ゲット。小だこの中にうずらの卵が入っていてなかなか珍味でした。
錦市場入口

アーケードのある路の両側にいろいろな店が並んでいる

面白い陶器の箸置き

焼いた魚介類を串に刺して売っている魚屋

タコタマゴ(小だこの中にうずらの卵が入っている)

2018年8月22日水曜日

滋賀・京都を訪ねて(6)平安神宮④ 神苑を歩く(中神苑・東神苑)

 中神苑は蒼龍池を中心に作られています。蒼龍池にも睡蓮が咲いていました。この池には中島に飛び石の橋が渡されています。臥龍橋といい豊臣秀吉が造営した三条大橋と五条大橋の橋脚の石が使われています。池の周りには木々が鬱蒼と茂り水面にサルスベリの花や楓が映りきれいです。東神苑に行くと広い栖鳳池に泰平閣という橋殿が架かり尚美館が池に映り込む美しい景色が目の前に広がりました。泰平閣を渡りながら池をのぞき込むとカルガモと鯉が観光客が与える餌に寄ってきました。枝ぶりの良い松の間の道を通って神苑を出ました。他の季節にまた訪れてみたいと思いました。

中神苑(蒼龍池の睡蓮)

臥龍橋(豊臣秀吉が造営した五条・三条大橋の橋脚の石を利用している)


水面にサルスベリや楓が映り込んで美しい

東神苑(栖鳳池に泰平閣が架かる。尚美館が池に映り込み美しい)

泰平閣を渡る(橋殿)

栖鳳池のカルガモと鯉

松の間の道を通って出口へ