2014年7月22日火曜日

山口県長門市 通浦のくじら祭り(3)

 仕留めた鯨を曳いて港に帰ります。漁師が掛け声とともに陸に引き上げ、母鯨の中から胎児を取り出し路上に仮設された鯨墓の前に置きます。その後鯨漁をした赤ふんどしの若者と鯨唄保存会の人たちによる鯨唄により鯨の供養が行われくじら祭りは終わりました。暑い中でしたが昔の鯨漁の様子をみることができました。鯨は肉を食べることはもちろん、油、骨、皮、髭まで捨てるところはなく、一頭捕れると浦は大変潤ったようです。しかし、胎児まで殺してしまったことを不憫に感じ供養するなど、鯨にも情けを持っていたことに感銘を受けました。
仕留めた鯨を港に曳航する

鯨を陸に引き上げる




母鯨から胎児を取り出し運ぶ

道路に仮設した鯨墓の前に胎児を置き鯨唄を唄って供養する

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