歴史さんぽ
2015年2月23日月曜日
竹原市 大久野島を訪ねて(2) 毒ガス関連施設(1) 毒ガス資料館・幹部用防空壕跡
先ず大久野島毒ガス資料館に行きました。資料館玄関前に説明板がありました。「大久野島は訴える 戦争の悲惨さを 平和の尊さを 生命の重さを この歴史を忘れないために/二度と再び繰り返さないために/いつまでも平和であり続けるために」の言葉が胸を打ちました。館内は写真撮影禁止なので写真はありませんが、毒ガス工場の歩みの年表や、工員手帳、工員の作業服、防毒マスク、液体毒ガス製造装置・戦場で防毒マスクを着け使用している写真などが展示してありました。工場では一応は防毒マスクなどを着けての作業でしたが、様々な健康被害を受けたようです。またその治療も十分ではなく、たくさんの犠牲者が出たようです。外に出ると毒ガス製造器具の一部が置いてありました。薬品に反応せず、熱に強いように多くが陶磁器製です。その近くに幹部用の防空壕跡がありました。厚いコンクリートに覆われた丈夫な作りですが、一般の作業員用は「たこつぼ」といわれる簡単なものだったようです。
大久野島毒ガス資料館
毒ガス資料館の説明版
毒ガス製造器具(薬品に反応せず、熱に強い陶磁器製)
幹部用防空壕跡
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