歴史さんぽ
2016年3月20日日曜日
三輪山登山・大和三山を訪ねて(9) 耳成山
大和三山で最後に登ったのは耳成山です。標高139、6m、三山の中で最も低いのですが死火山です。もとはもっと高かったのですが、盆地の沈下で沈み山の頭部が地上に残されたきれいな円錐形の山になったようです。人の顔に例えれば耳が無いように見えるので耳無山→耳成山と呼ばれるようになったとも言われています。耳成山の登山道は比較的広くなだらかです。途中登山道脇に防空壕がありました。古代から急に近現代に引き戻されたような気がしました。頂上は広い平坦地になっており、三角点の石柱、明治天皇大演習御統監之地碑が建っていました。明治41年11月11日にこの山の麓で陸軍の大演習が行われたのを、明治天皇が耳成山山頂から統監されたことから明治100年記念として建てられたようです。登山道が比較的広いのは、この時明治天皇が山に馬車で上がられるために拡張されたためのようです。
耳成山(標高139、6m)
耳成山案内図
耳成山登山道
登山道脇の防空壕
耳成山頂上
明治天皇大演習御統監之地碑(明治41年11月11日)
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