2018年11月15日木曜日

吉備津神社を訪ねて(1)

 備中国分寺の次に向かったのは吉備津神社です。吉備津神社は桃太郎のモデルとされる吉備津彦命を祀っている神社です。創建年は不明ですが現在の本殿・拝殿は応永32年(1425年)足利義満によって再建されたものです。参道石段の下に矢置岩がありました。吉備津彦の命が鬼(温羅)と戦ったとき鬼が放った矢を空中で奪取し、その矢を置いた岩だそうです。参道石段を上り境内に入るとイチョウの大木がきれいに色づいていました。吉備津神社の本殿は比翼入母屋造といって独特な建て方です。銅鐘が置いてありました。この鐘には天正17年(1519年奉納)の銘文が刻まれており、国の重要美術品に指定されています。神仏混淆時代の遺品の一つです。
矢置岩

吉備津神社参道石段

大イチョウが迎えてくれた

本殿(比翼入母屋造)

銅鐘(国指定重要美術品)

天正17年(1519年奉納)の銘文が刻まれている

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