2015年8月24日月曜日

竹内街道を歩く(4) 當麻寺への道(2)

 當麻寺への道の周りは田畑が広がっています。田畑の所々に小山があります。近づいてみると古墳でした。首子古墳群といい、この辺りで10基確認されているそうです。古い家が立ち並ぶ地域に茅葺の家がありました。大和棟といわれるこの地方独特の葺き方です。かつては茅葺だった屋根にトタンを被せた家もあります。正月でもないのに玄関に注連縄が掲げられているので不思議に思って、その家の方に尋ねるとこれは當麻天神講と言って、この地域の古い民家に江戸時代から伝わる行事で毎年2軒の頭屋が選ばれ、古い注連縄をはずして新しい注連縄に付け替えるのだそうで、悪神が家の中に入ってこないよう、家族の安全を祈って掲げられるのだそうです。
路傍の石仏と道標

田畑の中の小山は古墳

5号墳(首子古墳群中最大の前方後円墳)

茅葺の屋根の古民家(この地方独特の大和棟)

かつては茅葺であったが、トタンが上にかぶせてある民家

玄関に當麻天神講の注連縄が掲げられている

0 件のコメント:

コメントを投稿