歴史さんぽ
2020年9月2日水曜日
人形仙登山(2)母子地蔵から頂上へ
湿地帯を抜けると頂上への道と母子地蔵への道の分岐点がありました。先ず母子地蔵に向かいます。道脇の開けた場所に母子地蔵が立っていました。母親が子どもを抱いた姿の1m25cmの石仏です。文化5年(1808年)に造立された像で、こんな悲しい話が伝えられています。赤ん坊を連れた婦人がこの峠に差し掛かったとき、休んでいてふと目を覚ますと赤ん坊が人形にすり代わっていた。母親は赤ん坊を探し歩くうち迷い、二人とも行方不明になってしまったという。この像はこの二人を供養して立てられたのではないかと言われています。この峠には他にも、大蜂(大蜘蛛とも)が峠にいて旅人を襲い困らせていたが、人形でおびき寄せて退治したという伝説も残されています。このような伝説が「人形峠」という地名が付いた由来のようです。分岐点に引き返し人形仙頂上を目指します。林の中の登山道を抜けると、視界が開け周りの山々を見渡すことができます。道はいよいよ急になり、頂上にはなかなか着きません。、
母子地蔵(像高1m25cm)
赤ん坊を抱く母の石仏(1808年造立)
林の中を登る
視界が開け周りの山々を見渡すことができる
急な上り坂を登る
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