2013年11月6日水曜日

浜田市金城町を訪ねて(3) 常盤山八幡宮

 金城町常盤山八幡宮に行ってみました。八幡宮は集落より少し小高いところに建っており、地域の災害時の一時避難場所となっていました。神社はその地域を見渡すことができる小高く安全な土地を選んで建てられていることが多く、昔から川が氾濫するなど災害が発生したときの避難場所になっていました。現在でも神社が集落の人々の命を守る大切な役割を果たす施設として活用されていることに改めて感銘を受けました。また、神社の周りや背後の森は杉の大木やウラジロガシの巨木林はユズリハ、シロダモ、チャボガヤ、ハイイヌガヤなどの常緑針葉低木の植生が見られるなど日本海側カシ林の西限植生として貴重なものだそうです。
 金城町の常盤山八幡宮(この神社の歴史は古く時期は不明だが、宇佐八幡宮より勧請され金城町長田八幡岩に鎮座、後長田高天原の仮宮に遷宮された。さらに1185年に佐々木四郎高綱によって現在地に遷宮され、尼子経久によって社殿を再興建立され現在に至っている。)

八幡宮の拝殿(小高い位置に建つ、この神社の境内は一時避難場所となっている。)

この神社の背後には杉の巨木(アシオスギ)が立っている。

 神社の石段横に立つ杉の巨木(この神社の周りには5株の杉の巨木が樹立しており島根県の天然記念物に指定されている。)

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