2018年12月8日土曜日

江波を訪ねて(1)

 11月23日 広島市中区江波を広島市郷土資料館の学芸員さんの案内で巡りました。江波の電停ではおさん狐が迎えてくれました。江波の皿山に住んでいた老狐が美人や馬方などに化けていたずらをして人々をからかうが、人を苦しめるようなことはしない狐で人々のお気に入りになったという昔ばなしが残っています。最初に訪れたのは丸子新開の堤防跡です。江戸時代を通して広島城下は干拓によって土地をひろげられました。文化8年(1811年)に拓かれたのが丸子新開で、江波西一丁目のちびっこひろば前の道がその名残だそうです。少し段差が見られます。また江波東一から二丁目の東端の本川沿いを南北に走るバス通りもかつて丸子新開の干拓堤防だったようです。干拓堤防なので西側の土地は道よりもかなり低くなっている。江波港の出入り口にある海神宮は、海の安全を祈願して江戸時代に創建されたと伝えられています。社殿は安政7年(1860年)に建てられたもので被爆建物です。

おさん狐の銅像
丸子新開の堤防跡(江波西一丁目「ちびっこひろば前の道)


丸子新開の堤防跡(江波東一から二丁目の東端)
 

海神宮(被爆建物)

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