2015年3月9日月曜日

尾道を訪ねて(1) 御袖天満宮の石段

 3月8日 尾道に行きました。尾道は大好きな町で、今まで何度も訪れていますが、今回は石造物を中心に見て歩きました。尾道ではかつて石材業が盛んに行われており、広島でも尾道石工が作った玉乗り尾道型狛犬をたくさん見ることができます。尾道では尾道石工の素晴らしい仕事を見ることができました。御袖天満宮の随身門から本殿に通ずる55段の石段は享保年中に作られたと言われています。この石段は長さ5、2m、幅32cm、高さ17cmの一本ものの花崗岩を使っています。しかし一番上から2段目の石だけつないであります。これは石が足りなくなったわけでも、後から補修したわけでもありません。完璧の危うさを危惧し敢えて完璧にしなかったものと考えられています。昔の人の深い考えに驚かされます。ともすると日々完璧をねらい、不満に思うことが多いのですが、少しぐらい思い通りにいかないことや欠点があるくらいがちょうどいいと思えるぐらいのゆとりを持ちたいものです。
御袖天満宮

御袖天満宮随身門

本殿に通ずる55段の石段 (長さ5、2m、幅32cm、高さ17cmの一本ものの花崗岩を使っている。)

 上から2段目の段の石だけつないである(完璧の危うさを危惧し、敢えて一本ものにしなかったと思われる。)

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