2017年9月13日水曜日

京都を訪ねて(9) 鹿苑寺を巡る

 金閣の東側の方丈の北側には京都三松の一つの「陸舟の松」があります。これは義満公遺愛の盆栽の松を移し帆掛け舟の形に仕立てたものと伝えられています。金閣の裏手に回ると義満公がお茶の水に使ったといわれる「銀河泉」や義満公が手を清めたといわれるお手洗の水「厳下水」がありました。石段を上ると安民沢という池があり、池の中の島に「白蛇塚」といわれる石塔が建っています。この地は西園寺家の別荘「北山第」があったところを、義満が譲り受け1397年に「北山殿」を造ったので、その名残です。更に進むと龍門瀑があり登竜門にちなんだ鯉魚石も置かれていました。江戸時代の茅葺数寄屋造りの夕佳亭やその脇の義政公遺愛の手水鉢を見たり、弘法大師が作った石不動明王が本尊だという不動堂を巡って金閣・鹿苑寺を後にしました



陸舟の松(義満公遺愛の盆栽の松を植え替え舟の形に仕立てたもの)

銀河泉(義満公がお茶の水に使った)

厳下水(義満公が手を清めたお手洗の水)

安民沢の中の島にある白蛇塚(この地はかつて西園寺家の別荘があったところ)


龍門瀑・鯉魚石

夕佳亭(数寄屋造りの茶席)

義政公遺愛の手水鉢

不動堂(本尊は弘法大師が作られたと伝えられる石不動明王)

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