2018年5月25日金曜日

倉敷を訪ねて(11)倉敷川に架かる橋

 倉敷ではボランティアガイドさんに1時間30分丁寧に案内していただいたので、今まで知らなかったことがよく分かり、大変参考になりました。お蔭で思わずこのブログの倉敷編は長編になってしまいました。最後に倉敷川に架かる橋ですが今橋は大正15年昭和天皇がまだ皇太子だった時倉敷に来られることになり、架設後100年以上経っていた当時の今橋を大原孫三郎が架け替えたものです。児島虎次郎のデザインで鉄筋コンクリートの橋を花崗岩で覆ったものです。欄干の龍の彫刻は内側が陰刻、外側が陽刻となっています。龍のデザインは大原孫三郎が辰年生まれだったことから。皇太子を迎えるために架け替えた橋であることから菊の紋がデザインが施されています。皇太子の訪問に間に合わせるため、わずか40日間の工期だったそうです。中橋は明治10年にそれまでの木橋から石橋に架け替えられました。アーチ状になり船が通れるようになっていますが、その橋げたは一枚岩です。どこからどのようにして運んできたのでしょうか。倉敷川では「くらしき川舟流し」が近づいてきたことに驚いた鵜があわてて飛び立つ姿が微笑ましかったです。
今橋(大正15年建造 石柱には菊の紋 内側の龍は陰刻)

今橋(外側の龍は陽刻)

中橋の橋げたは一枚岩

倉敷川の鵜

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