2019年3月28日木曜日

九州の名城を巡る(3)大野城跡

 福岡城の次に向かったのは大野城跡です。大野城は白村江の戦いで敗れた大和朝廷が日本防衛のために665年に築いた朝鮮式古代山城です。大宰府の背後にそびえる四王寺山の山頂周辺に築かれています。鳥観図が県民の森センターの建物の壁に掲示されていましたが、広大な山城なので、とても一時間程度で巡ることはできません。県民の森センターから少し山道を登り猫坂礎石群を観たり、矢竹があることを確認したり、廃城後、寛政年間(1789~1800) に建立された石仏三十三ヶ所の30番札所の千手観音像や29番札所の馬頭観音像などを拝んだりしながら展望台まで行き、展望を眺めたりしました。当時の人々はどのような思いでこの景色を眺めたのでしょうか。バスで下山する途中で石垣などを見ましたが道路工事中でバスを止めることが出来ず、写真を撮ることはできませんでした。少しの時間でしたが、白村江の戦いで大敗後大急ぎで広大な山城を作った大和朝廷の恐怖感が伝わってきました。
大野城鳥観図

猫坂礎石群

矢竹
石仏三十三ヶ所 30番札所

石仏三十三ヶ所 29番札所


展望台
展望台からの眺め

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