「あの峠を越えて」というすばらしい本に出逢いました。著者の大坂佳照さんは、定年退職後広島県の二百の峠をほとんど公共交通機関を使って訪れ、歩いて越えられたそうです。この度、その記録を本にされました。気が向いたら面白そうな峠に自家用車やバイクで越えてみることはあっても、二百もの峠を歩くということはなかなかできることではありません。大坂さんに聞くとおよそ7年もかかったそうでが、その間現地の人々との素晴らしい出会いがあったそうです。読んでいると、子どものころ隣の集落に遊びに行く時自転車で越えた峠や通勤通学で越えた峠、住み慣れた土地を離れ他地域での新しい生活をするとき越えた峠なども載せられていました。初めて峠を越える時の峠の向こうへの不安や期待感の入り混じった気持ちがよみがえってきました。この本を片手に私もこれからいくつかの峠を訪ねてみたいと思います。
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「あの峠を越えて」大坂佳照著(文芸社)広島県内二百峠をほとんど公共交通機関で訪ね歩かれて著された本 |
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