2014年3月25日火曜日

北広島町 万徳院跡を訪ねて(2)

 万徳院跡には池庭の石組が残されています。この池庭の底から法華経の版木や物差しが出土したようです。滝組や霊屋、風呂屋などの施設は寺院の創建以降に境内の拡張が行われ、新たに設置されたもののようです。裏山に登ってみると明治時代に使われていた炭焼き窯が保存されていました。子どものころ、我が家でも焼いていたので懐かしく感じました。万徳院跡には鉄の杭になにやらぶら下がっているものがたくさん設置してありました。なんだろうと思って近づいてみると、獣おどしのLEDライトのようです。なるほど、あちこちをイノシシが掘り起こしています。遺跡の保存も大変ですね。
池庭(この池の底から法華経版木と物差しが出土した)

霊屋跡(位牌など大切なものを収納する建物)

万徳院跡の裏山に明治時代の炭焼き窯が保存されている。

この地にイノシシが出没するため、獣おどしのLEDライトがたくさん設置されていた。
滝組を備えた築山跡(イノシシが掘り起こしている)

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