2014年4月26日土曜日

福岡市を訪ねて(5) 福岡城跡(2)

 福岡城は黒田長政が1601年から7年かけて築いた城です。行ってみると広大な敷地に建物が建っていた郭や石垣が残されていました。建物は祈念櫓と多聞櫓が当時の面影を伝えていました。祈念櫓は、本丸の東北隅に鬼門封じの祈念をするために建立されたもので、棟札によると万延元年(1860)3月に起工し、同年10月に竣工したものだそうです。 大正7年(1918年)崇福寺に払い下げられ、同寺の末寺の観音堂として使われていましたが、昭和58年に元の位置に移築されたようです。 多聞櫓は防禦のための長塀で昭和47年から昭和50年にかけて解体修理されたそうです。高い石垣の上に建つ多聞櫓は白壁が美しく、江戸時代の壮大な福岡城の様子がイメージできました。
福岡城祈念櫓(万延元年1860年)城の鬼門封じの祈念ために建てられた櫓)県有形文化財

福岡城祈念櫓(一時崇福寺の末寺に移されていたが、昭和58年に元のこの地に移築された。)

福岡城多聞櫓(多聞櫓は防禦のための長塀であり、平素は倉庫等に利用していたものといわれている。)

高い石垣の上に建つ多聞櫓 かつての壮大な福岡城の様子が目に浮かぶ(国重要文化財)

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