2014年5月20日火曜日

益田市を訪ねて(3) 中須東原遺跡

 中須東原遺跡に行きました。中世の湊町の跡です。一面の草原でしたが市教委の方の説明によると、この地から大規模な船着場や鍛冶工房跡、掘立柱建物跡に施設やタイ陶器・高麗青磁なども出土しているそうです。中世の日本海交易がアジアや国内各地とつながって活発に行われていたことがうかがえます。この地を治めていた益田氏は日本海交易を積極的に行うことにより、利益を得ていたようです。益田氏は毛利元就との和睦の際朝鮮の虎の皮や蝦夷地の昆布・数の子を贈っているそうです。

土砂の流入や海面の後退により、湊の位置も時代によって移動している。

この地から大規模な船着場や鍛冶工房跡などの施設やタイ陶器、高麗陶器など外国からの物品も出土している。

説明板があり、この地がかつて湊町であったことがわかる。区画整理事業を進める前に発掘調査したところ発見された。保存方法などは、今後検討するらしい。

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