2014年5月28日水曜日

奥出雲たたらの里を訪ねて(1) 櫻井家住宅

 広島民俗学会研究会で奥出雲を訪ねました。最初に訪ねたのはたたら製鉄で栄えた櫻井家です。櫻井家は大坂夏の陣で活躍したことで有名な塙団右衛門の末裔で、一時可部に居たこともあり可部屋という屋号です。可部屋集成館で櫻井家のご当主から説明を聞いた後、邸内を見学しました。櫻井家産の鉄は良質で国友の鉄砲づくりに使われていたようです。7000㎡を越える広大な敷地に元文2年(1737年)から造営されている主屋を始め付属屋、土蔵群が立ち並んでいました。松平不昧公が名付けられたという「岩浪」という庭園には鉄穴流しの技術が使われているという滝が流れ落ちていました。屋敷脇の内谷川沿いには紅葉が植えられており、清らかなせせらぎに新緑が映えていました。
櫻井家住宅土蔵

櫻井家住宅主屋入口

櫻井家庭園(松平不昧公によって「岩浪」と名付けられた庭園)流れ落ちる滝には鉄穴流しの技術が使われている。

櫻井家のすぐ脇を流れる内谷川(紅葉の新緑が美しい)

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