2015年5月4日月曜日

三徳山 三佛寺 投入堂参拝(6)

 投入堂が拝めるスペースは狭いため、一度にたくさんの人は入れません。そこで、観音堂で待機し交代で参拝します。いよいよ番が回ってきました。観音堂の裏に回り込みます。洞穴の中の暗い道を行くと、通り抜けたところに元結掛堂が建っていました。江戸時代前期の建物のようです。その先、崖の下の細い道を行くと、目の前に投入堂が建っていました。想像以上に切り立った高い崖の間の窪みに建っています。険しい山道を登ってやっと念願が叶いました。この建物は平安後期に建てられた日本でも代表的な懸け造り建築で国宝に指定されています。現在のような重機も無い時代にどのようにして建てたのでしょうか。正に役行者が法力で窪みに投げ込んだとしか思えません。当時の人々の建築技術、信仰心、命がけで仕事をやり遂げる熱意、そして財力は想像以上に高く、大きいものだったことを感じとることができました。山の下の遥拝所から双眼鏡で見たときは気が付きませんでしたが、投入堂の左には愛染堂、手前には不動堂という小さな祠も建っていました。
観音堂の裏に回り暗い洞穴の中の道を歩く

洞穴を抜けると元結掛堂が建っている

 崖下の細い道を進むと目の前についに投入堂が見えた(手前の黒いフェンスの先には進めない)

投入堂(左に見えるのが愛染堂 正に投入れたとしか思えない)

不動堂(投入堂の手前に建っている 江戸時代後期の建立)

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