歴史さんぽ
2017年6月14日水曜日
モリアオガエルの里 安芸太田町加計を訪ねて(5) モリアオガエルの産卵
吉水園は玉壺池という池の周りを廻って景色を楽しむ池泉回遊式庭園です。天明8年(1788年)から文化4年(1807年)までの20年間に三度、跨虹橋を作るなど縮景園の改修を手掛けた京都の庭師清水七郎衛門によって改造修理が行われたようです。その玉壺池に突き出した枝にモリアオガエルの卵がぶら下がっています。木の枝に産み付けられた卵はこの泡の中でオタマジャクシになり、池の中に落ちます。園内でカメラやスマホを構えている人たちがいます。向けられているレンズの先を見ると、雌ガエルの上に小さい雄ガエルが乗っています。オヤ、もう一匹やってきます。うまく飛び乗りました。が、振り落とされてしまいました。おっとっと、やれやれ池に落ちるところだった。「男はつらいよ」カエル篇です。園内を案内されている方によると、4匹ぐらい雌の上に乗らないと産卵しないようです。そして、とうとう雄が4匹そろって産卵が始まりました。初めて産卵の瞬間を見ることができました。
玉壺池に突き出した枝にぶら下がるモリアオガエルの卵
この泡の中でオタマジャクシになり池の中に落ちる
カメラやスマホで写真を撮る人が集まっている
雌ガエルの背中に雄ガエルが乗っている、オヤもう一匹雄がやってきた
うまく飛び乗った
振り落とされてしまった
やれやれ、池に落ちるところだった
雄が4匹そろって、産卵が始まった
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