2019年4月4日木曜日

九州の名城を巡る(10)一心行の大桜

 25日朝、熊本市のホテルを出て一番に向かったのは南阿蘇村にある一心行の大桜。途中広大な耕地が広がっています。一心行の大桜は残念ながらまだ咲いていませんでした。菜の花はきれいに咲いています。絵葉書を見て咲いた所をイメージしました。この桜は天正8(1580)年に島津氏との矢崎城の戦いで敗れ死んだ峯(中村)惟冬の菩提樹と言われています。この地に逃れた妻と嫡男が惟冬と一族の御霊を弔うため一心に行を修めたので「一心行」の名前が付いたとされているそうです。桜の木の根元に宝篋印塔の笠の部分が置いてありました。惟冬の無念さが伝わってくるようでした。
南阿蘇村

一心行の大桜(樹齢400年以上。幹周り7,35m、高さ14m)

満開だとこんな感じ(絵葉書より)

菜の花がきれい

桜の木の根元に宝篋印塔の笠が

0 件のコメント:

コメントを投稿