2020年3月20日金曜日

河原の恵美須神社・正伝寺を訪ねて

 安中央橋の西南詰めに恵美須神社があります。案内板によると、この地ではかつて牛馬市が開かれていて、市場を繁盛させるため文政4年(1821)に勧請された神社で、安川改修工事で昭和42年にこの地に移されたそうです。安中央橋を渡って安川を少し遡ると正伝寺前に来ました。この寺は985年に創建された由緒ある寺です。寺の境内に県内有数の大きさのクロガネモチがあるので立ち寄りました。広島県の天然記念物に指定されています。写真を撮ってふと手水鉢を見ると、縁に盃状穴が数個彫られていました。かなり深く大きい盃状穴もあります。盃状穴については、当時の文献が無いので目的はよく分かりませんが、安産、病気の治癒などを願って固い石などで彫ったものではないかと考えられています。


河原の恵美須神社(文政4年勧請)

正伝寺山門(985年創建)

クロガネモチ(県の天然記念物)


手水鉢の縁に彫られた盃状穴

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