2016年8月12日金曜日

三次市を訪ねて(4) 浅野長治公の墓

 尾関山の次に向かったのは、尾関山と道を挟んで北側の比熊山を少し上った所にある備後三次藩初代藩主浅野長治公の墓所です。坂道を上って行くと、途中から参道の両脇にずらりと石燈籠が並んでいます。108基あるそうです。これは長治公の遺徳を偲んで、平成13年に建てられたようです。長治公は延宝3年(1675年)江戸で亡くなると遺体ははるばる、三次に運ばれ、この地に埋葬されたそうです。墓石には「従五位下浅野氏故因州太守源長治公碑」と書かれていました。参道途中には福田藤兵衛の墓がありました。説明板によると福田藤兵衛は長治の家臣で、私は読んでいないのでよく分かりませんが山本周五郎の小説「殉死」のモデルとなった人だそうです。長治が亡くなると剃髪しこの墓所の近くに小屋を建て、亡くなるまで長治公の菩提を弔ったのだそうです。


初代備後三次藩藩主浅野長治公の墓所に向かう

参道にはずらりと石燈籠が並んでいる

浅野長治公の墓

忠臣福田藤兵衛の墓(山本周五郎の「殉死」のモデル)

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