2018年10月28日日曜日

釜山紀行(16)龍頭山公園⑤ 倭館跡

 龍頭山公園の場所は江戸時代に草梁倭館があったところです。草梁倭館は朝鮮後期(1678年~1876年)対日交流が成された唯一の場所です。痕跡は無いかと公園を歩いてみました。石段の下に約定制札碑の写真を掲示した案内板が建っていました。両国商人の接触が多くなるに従い密貿易などの不正行為が増加したため日本と朝鮮両国が約定を結び、その内容を広く知らせるために倭館守門に立てられた碑だそうです。「倭館境界街に出るものは如何なる理由であれ死刑に処す」など厳しいものです。明治期は倭館は廃され日本人専管居留地があったようです。石垣はどの時期に積まれたものでしょうか。
江戸時代の倭館の図

約定制札碑(倭館守門に立てられた)

明治期の龍頭山


龍頭山公園の石垣

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