2014年8月3日日曜日

比治山町長性院の仁王像

 広島市南区比治山町にある長性院に行ってみました。仁王様に会うためです。古本屋さんでふと手にした一坂太郎著「仁王」という本に被爆した木で造られた仁王として紹介されていたので、ぜひ会いたいと思って出かけたのです。小路を入って少し坂道を登ったところに長性院はありました。 鐘楼が二階にある立派な仁王門にその仁王像はありました。檀徒で被爆者でもある中西平三氏が境内にあり被爆した樹齢300年のクスノキを使って、平成7年から4年の歳月をかけ彫られたということです。すごい迫力で原爆犠牲者供養の為、世界恒久平和実現への強い願いが感じられる像です。平和を願う像だけにほとんどの仁王像が持っている金剛杵という武器を持たず、経巻筒を持っています。武力を使わず世界中の人々が阿吽の呼吸で心をつなぎ平和な世の中を作っていきたいものです。
被爆樹で彫られた仁王像がいる比治山長性院仁王門

仁王像阿形(被爆した樹齢300年のクスノキで彫られた。武器ではなく経巻筒を持っている)


原爆犠牲者供養、世界恒久平和の願いを込めて彫られた。

仁王吽形

世界平和実現への強い願いが感じられる。

2 件のコメント:

  1. 比治山には時々行くのですが、「長性院」は知りませんでした。
    しかも、こんなに迫力ある仁王像、ぜひ拝見しに行ってみます。
    武器の代わりに、お経を持っているのが胸を打ちます。

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  2. kumikoさん 長性院は比治山神社の近くにあります。本職の仏師ではない方が彫られたとは思えない素晴らしい仁王様です。ぜひ訪ねてみてください。

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