2014年9月18日木曜日

対馬・壱岐を訪ねて(3) 対馬 金石城跡、御船江跡

 金石城は、文禄・慶長の役の際に築かれた金石屋形を、朝鮮通信使を迎えるために、近世城郭に改築したといわれています。石垣や堀切は廻らされましたが、天守は築かれず1669年(寛文9年)に宗義真によって造られた大手口の望楼型二重櫓門が代用されたようです。現在建っているのは1990年に再建されたものです。後、桟原城が作られ藩庁としての機能は移されましたが、途中で火事で焼失することはありましたが明治まで存続したようです。対馬で印象的だったのは、石垣が美しいことです。形や大きさが異なる石を隙間が空かないよう形を整えて積み上げています。(切り込みハギ)武家屋敷の石垣は表面もきれいです。鏡積みというのだとバスガイドさんに教えていただきました。対馬で最後に見学したのは御船江跡です。厳原港の南の久田浦に1663年に創られた人工の入り江に4基の突堤と、5つの船渠がありました。朝鮮との貿易で栄えた対馬藩だけに立派な施設です。
金石城跡(望楼型二重櫓門)1990年再建

金石城跡石垣(大小の石を積み上げた石垣が美しい)

武家屋敷の石垣(形や大きさはさまざまだが、隙間が空かないよう石をきれいに整形している(切り込みハギ)、しかも表面がきれいに整えられている。鏡積みというのだとガイドさんに教えていただいた。)

御船江跡(1663年築造)

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