芦辺港から博多港に向けてフェリーに乗って帰ります。芦辺港で最後に出会ったのは壱岐守護代少貳資時です。弘安4年(1281年)19才の資時は元軍を迎え撃ち、力戦奮闘したが刀折れ、矢尽きて壮烈な最期を遂げたのだそうです。平成13年元寇から720年を記念して地域の実行委員会によって建立されたものでした。壱岐・対馬は大陸との間にあり様々な面で大切な役割を果たしてきました。元寇については「神風」が吹いたことが大きく取り上げられていますが、元寇の通り道となった対馬・壱岐での資時のような活躍があってこそ日本が守られたことを改めて思い知らされました。帰りのフェリーは晴れにも関わらず少し波が高く揺れました。古代に壱岐・対馬そして大陸に渡った人々にとって司馬遼太郎の言葉を借りると「戸板を張りあわせたような構造で、まことにかぼそい」船でこの荒海を渡ることは本当に心細い命がけのものだったことだろうと思いながら客室で横になっていました。短い滞在でしたが心に残る旅でした。
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「元寇」小金丸幾久作 平成13年元寇から720年を記念して地域の実行委員会により建立された。 |
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騎乗の壱岐守護代少貳資時は弘安の役の時(1281年)元軍と勇敢に戦い戦死した。 |
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博多へのフェリー(約2時間の船旅 荒波で少し揺れた。) |
10回の連載、ありがとうございました。
返信削除対馬・壱岐の歴史を始めて知りました。 「離島」というイメージしか持っていませんでした。
こんなに歴史にいわれがあるなんて。 歴史的遺跡もたくさんあるのですね。
船が揺れなければ(笑)行ってみたい島です。
kumikoさん 対馬・壱岐私は少しの滞在でしたが、ゆとりを持っていくと見どころがたくさんあるようです。海の荒れない時期に是非行ってみてください。魚介類や壱岐牛も美味しいですよ。それから焼酎も。麦焼酎ですが米麹を使っているのでとても美味しいです。
返信削除オカリナ交歓会も無事??終え,快晴の休日,世羅に栗拾いに出かけました。
返信削除対馬・壱岐の連載,大陸との歴史や防衛などとても興味深く拝読しました。
近々壱岐旅行を予定してますので,魚介類や壱岐牛も楽しみです。
釣る太郎さん オカリナ 栗拾いと秋を満喫されていますね。壱岐旅行楽しい旅行になることをお祈りしています。
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