2014年10月14日火曜日

岡山県 最上稲荷点描(1)

 狛犬つながりで先に狛犬の紹介をしましたが、10月12日岡山県の最上稲荷を訪ねました。最上稲荷は日本三大稲荷に数えられています。台風19号が接近しており天気が心配でしたが、薄日のさす絶好の散歩日和となりました。土産物店の並ぶ参道を歩き最上稲荷に着くと早速迎えてくれたのは石造りの仁王門に入った金色に輝く仁王様でした。この珍しい形の仁王門はインドの殿堂様式を取り入れ1958年に建立されたもので、前にあったものが1950年の山火事で焼けたため火災に強い石造りのものにしたそうです。2009年に登録有形文化財に指定されています。その後改修工事が行われ、2014年4月に落慶法要が営まれたばかりということで、真新しい感じの仁王門でした。仁王像もその時化粧直しがされたようです。仁王門の裏側には狐の像がありました。これは銀色に輝いていました。雌雄がはっきり分かります。仁王門に仁王様と狐が一緒にいるのも珍しいと思いました。最上稲荷は神社なのかお寺なのか混乱してしまいましたが、お寺なのだそうです。明治の神仏分離令の際神仏習合が許されたため、このような形式になったようです。


最上稲荷参道

最上稲荷仁王殿

金色に輝く仁王像(阿形)


仁王門狐(阿形)

仁王門狐(吽形)

2 件のコメント:

  1. 三大稲荷は文献や地域により異なる考えがあるようです
    偶然、少し前に伏見稲荷大社に行ってきましたがレポートはさすが郷土愛好さんですね

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  2. TIOさん 伏見稲荷に行かれたのですか。偶然ですね。伏見稲荷も三大稲荷の一つですね。鳥居がたくさんあるので最初は数えていましたが、途中であきらめた思い出があります。

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