歴史さんぽ
2014年10月8日水曜日
広島市中区中島町天満神社
中区中島町平和公園の向かい平和大通りを渡ったところに天満神社があります。広島城築城に伴い毛利輝元が吉田から移した神社のようです。このあたりはかつて天神町といい神社も随分栄えた時期もあったようですが、原爆により石造物を除いて崩壊してしまったようです。境内に入ってみると、立派な狛犬や石碑がありました。社殿は小さな祠です。社殿の横に何やら岩のようなものがあります。よく見ると古い狛犬です。風化して目や口もよく分からなくなっています。この狛犬は原爆の光線を浴び、しっかり惨状を見ているはずです。その後ろに小さな石碑があることに気がつきました。「平和のこと よろしく 坂本文子」と書いてあります。帰って調べてみると坂本さんは 長く原爆の語り部として、原爆の悲惨さ、平和の大切さを訴えてこられた方だということが分かりました。この狛犬や石碑から大切なメッセージを送られたような気がしました。
天満神社(中区中島町)
狭い境内に狛犬、石碑がある
天満神社本殿
風化してほとんど形が分からなくなった狛犬(吽形)
石碑「平和のことよろしく 坂本文子」と書いてある。
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