2017年9月16日土曜日

京都を訪ねて(12) 大徳寺③ 龍源院

 龍源院を拝観しました。龍源院は1502年に創建された塔頭で方丈は室町時代の禅宗方丈建築として、その遺構を完全にとどめていて、重要文化財に指定されています。庫裏の書院南軒先には滹沱底(阿吽の石庭)があります。基礎石は聚楽第のものといわれています。方丈の前庭は一枝坦という庭で大海を表す白川砂に蓬莱山・鶴島・亀島を見立てた石組を配し神仙思想の蓬莱山の理想の世界を表しています。方丈の北側には龍吟庭という須弥山式枯山水の庭があり、方丈の東には東滴壺という日本最小の石庭があります。また天正十一年の銘がある日本最古の種子島銃や秀吉と家康がこれで対局したという四方蒔絵の碁盤と碁筒が展示されていました。




龍源院(庫裏入り口)

 
滹沱底(阿吽の石庭)
一枝坦(大海を表す白川砂に蓬莱山・鶴島・亀島を見立てた石組を配している)

龍吟庭(須弥山式枯山水)

東滴壺(日本最小の石庭)

日本最古の種子島銃(天正十一年の銘がある)

秀吉と家康が対局した四方蒔絵の碁盤と碁筒

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