歴史さんぽ
2017年9月17日日曜日
京都を訪ねて(13) 大徳寺納豆・一乗寺辺り
大徳寺を出ると大徳寺納豆の店が目についた。日頃食べている納豆とは違うようなので、店の人に尋ねてみると、出来たばかりの納豆を見せながらその歴史や製造工程を詳しく説明してくださいました。大徳寺には一休さんが伝えたといわれています。お坊さんがタンパク質を摂るために大豆を発酵させた食べ物だということです。早速買って帰り食べてみると塩辛いけれどなかなか味わい深い味がしました。金閣寺、大徳寺を巡り、少し時間があるので左京区一乗寺辺りを散策しました。曼殊院へ向かう道脇になにやら石碑が建っています。忠成公隠棲の地と書いてあります。近くに居られた人に云われをきいても知らないとのこと。家に帰って調べてみると忠成公とは三条実万のことで安政の大獄で落飾謹慎に処せられこの地に隠棲していたようです。更に坂を上って行くと葉山馬頭観音と書いた石柱が建っています。気になって行ってみると、土砂崩れの為囲いがしてあり、入れなくなっていますが、何やら古そうなお堂が建っています。このお堂も帰って調べてみるとこの寺は一燈寺ともいい、後水尾天皇の皇女元瑤禅尼が葉山観音を信仰し整備したようです。その麓に「梅田雲浜先生舊蹟」と書かれた石碑が建っています。梅田雲浜といえば、安政の大獄で捕えられ亡くなった尊王攘夷派の志士。梅田雲浜はこの葉山観音の堂守小屋に住んでいたことがあるようです。流石に京都。少し歩くだけで、史跡にぶつかります。
出来たばかりの大徳寺納豆
大徳寺納豆の製造工程
忠成公隠棲の地碑
葉山馬頭観音の石柱
葉山馬頭観音(土砂崩れの為立ち入り禁止)
梅田雲浜先生舊蹟碑
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿