2013年9月23日月曜日

府中市上下を訪ねて(1)

 府中市上下の旧街道筋商店街を散策しました。上下はかつて石見銀山の銀の集積中継地で、幕府の天領として代官所も置かれるなど栄え、白壁やなまこ壁、格子戸など昔ながらの家が残る商店街です。しかし、今は人っ子ひとり通っていないのには驚きました。お店を覗くと中にはお家に古くから伝わる道具や「お宝」が展示してあり、なにも買わないのにお店の人が親切に説明してくださいました。街全体が博物館のようです。
府中市上下の旧街道筋 (歴史と文化の薫る街)

お菓子屋さんの空きスペースには、古くから伝わる様々なものが陳列されている。

毛糸屋さんの戸口には蘇民将来子孫家と書かれた注連縄が掲げられていた。

 現在は毛糸屋さんだが、かつては和菓子屋さんの老舗であったということで、懐かしいブリキ看板の奥にはお菓子を作るときに使う木枠が展示してあり、お店の人が詳しく説明してくださった。

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