2015年1月28日水曜日

広島市中区 江波を訪ねて(4)

 衣羽神社社殿の横を上っていくと、社殿の裏の小高いところに見事な枝ぶりの松が立っています。これは「風知りの松」といって、かつて江波島の漁民はこの松の葉が閉じていると嵐が来ることを予知し漁に出ることを用心したそうです。更に上っていくと龍光院というお寺がありました。これは広島新四国八十八ヶ所霊場77番で「江波の観音さま、お大師さま」として親しまれているお寺です。ぼけ封じ観世音菩薩と書かれた幟が立っていたのでしっかりお参りしました。さらに西に進むと江波山気象館がありました。この建物はかつて広島地方気象台だった建物で被爆建物です。爆心地から3630mにあり、原爆により曲がった窓枠やガラスが突き刺さった壁に被爆の痕跡を残しています。さらに東に進むと江波山公園があり、そこに設置されているトイレの外壁には幻の焼き物と言われている江波焼きの皿が埋め込まれていました。
 風知りの松(江波島の漁民はこの松の葉が閉じていると嵐が来ることを予知し漁に出ることを用心した)市指定保存樹

龍光院(広島新四国八十八ヶ所霊場77番江波の観音さま、お大師さまとして親しまれている)

 江波山気象館 (旧広島地方気象台被爆建物 昭和9年竣工 爆心地から3、630mで原爆の爆風で曲がった窓枠やガラスの破片が突き刺さった壁に被爆の痕跡を残している。)

江波焼きの皿(江波山公園のトイレにはめ込まれている)

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