2015年1月8日木曜日

安佐南区緑井の石屋神社・毘沙門天に参拝(3) 毘沙門天仁王門

 毘沙門天仁王門に着きました。毘沙門天は治暦元年(1065年)頃の創建といわれており、その後武田氏が銀山城を築城の時、北方の守護のため願成寺を建立し、更に七か寺を建立しました。     武田氏が滅亡し毛利氏が広島城の築城とともに願成寺を広島に移しました。その時毘沙門堂、仁王門、東明寺、西明寺のみが残され、荒廃していましたが元禄15年緑井村の人々によって再興、以後2度の火災にもめげず再建され現在に至っています。
 仁王門や仁王像は朱色に塗られていました。仁王門の二階は鐘楼となっていました。そこで今年が災害のない穏やかな良い年となることを祈って、鐘をつかせていただきました。心に浸みこんでいくような音色でした。鐘を良く見るとムカデ(百足)が陽刻されています。私はムカデはどうも苦手ですが「ムカデは百足のうち一本が違う方向に動いても上手く前進することができない。困難や問題を乗り越えるには心を一つにして当たるように」という毘沙門天の教えをあらわしているということで毘沙門天の使いとして尊崇されているようです。また「お足がたくさん」ということで商売繁盛にもつながる縁起のいい生き物ともされているようです。ナルホド!少しムカデを見直しました。
毘沙門天仁王門

仁王像阿形

仁王像吽形

釣鐘にはムカデが!

内側から見た仁王門

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