2014年2月20日木曜日

不動院(3) 金堂

 不動院金堂は広島市内で唯一国宝に指定されている建物です。天文9年(1540年)の建築ですが、天正年間(1573~1592)に安国寺恵瓊によって、山口の凌雲寺から移築された建物のようです。剣の先のように鋭く反った屋根の軒先、裳階、扇垂木など典型的な禅宗様(唐様)の建築です。杮葺きですが、今回の修理で一部葺き替えられたようです。
美しい金堂屋根(杮葺き 鋭く返った屋根の軒先、屋根の下の組物が三手先で尾垂木の端が削られ鎬になっている。)

金堂鬼瓦(龍の造形が素晴らしい)

金堂正面入口上部

金堂屋根裏扇垂木、組物

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